よく診察中も耳にします。
ストレスで調子崩したのかなぁ?
ストレスってなんでしょう?
寂しい?怖い?それだけでしょうか?
辞書では、「寒冷・外傷・精神的ショックなどによって起こる生体内の非特異的な防衛反応」とされています。
(デジタル大辞泉より)
他のサイトでは「外部から刺激を受けた時に生じる緊張状態の事」(厚生労働省より)
外部からの刺激には、天候や騒音、病気や心理的なことを含み、それらは日々の日常に転がっています。
日常の刺激と考えれば、楽しいことも嬉しいこともストレスの要因となります。
来客があった
隣で工事をしている
新しい家族が増えた
部屋の模様替えをした
トイレが汚れていて、排泄をしたくない
いつも遊んでくれるのに遊んでくれない
欲しいと言っているのにおやつがもらえない
全部、ストレスです。
このストレス達をどうしていきましょう。
ストレスフリーを考えて、ストレスを排除しますか?
イヤなことも、嬉しいことも、楽しいことも、排除しますか?
ストレスフリーではなく、ストレスに強くなってもらうのはどうでしょうか。
たとえば。。。。
おやつがもらえないストレス
→特別な時にしかおやつを与えない
(もらえないのが普通、ドライフードが通常のおやつ)
トイレが汚れていて、排泄したくない
→トイレをふやして、その時の気分でトイレをえらべるようにする
部屋の模様替えをした
→模様替えしたいもの(カーテンやじゅうたんなど)を広げず、部屋に置いておき、慣れる時間を作る
いつも遊んでくれるのに遊んでくれない
→遊ぶかどうかは飼い主次第。
→遊びのスタートはいつも飼い主から行う
大きな音が怖い
→たいがいは、雷や花火がダメになることが多い。でも始まりは些細なこと。
急な雷雨で飼い主さんが慌てる(大きな音は安心させてくれる人も慌てるくらい怖いもの)
雷が怖いと花火もダメ(花火を見ると慌てて見に行く)
→音の出るもの、雨・雷・花火などに対して、飼い主が無関心(聞こえないふりをする)を装う
→大きな音でびっくりしたけど、みんな落ち着いているし気にしなくてもいいのかも。と思わせる
(あくまで子犬の対応。すでに怖がっている犬猫にはあまり効きません。。。。)
病院が怖い!!
→診察のみだと検査や注射がメインとなり、どうしてもいい印象が残りません
→体重測定など極力怖くない事を積み重ねてみましょう。
→終わったらご褒美をあげて、良い印象で終わらせる
→近所の病院であれば、散歩で通って、かならずご褒美がもらえる、なども良いと思います
全ての事に対応できるわけではありません。
ストレスの強度は、その動物の性格にもよります。
ストレスと感じるか、問題ないことと感じるか
実は日ごろの些細な飼い主さんの一つ一つの挙動・反応がストレスを助長させているかも
2021/10/11 追記
犬猫のストレスに対応するサプリメントが発売されました。
長期使用も、急なイベントなどのストレスにも対応するようです。
犬用はタブレット、猫用はリキッドになります。
VetPlus社の動物用健康補助食品「CALMEX®(カルメックス)」
詳しくは、受付またはスタッフまでご相談ください。